WDSCの活動が「安心の歯科治療完全ガイド2015」に記事掲載されました

「安心の歯科治療完全ガイド2015」

WDSC(Weekend Dental Study Club)の活動が「安心の歯科治療完全ガイド2015」(学研パブリッシング発行)に記事掲載されました。
(画像をクリックすると拡大します)

  • 拡大

    「WDSCは総合力に優れた歯科医を目指す」

  • 拡大

    「WDSCの実績」

ほかのお知らせも見る

2016.6.26- WDSC年をとったらもっと元気に

年をとったらもっと元気に 養生訓に学ぶ

2016.6.26 WDSC

 2016_6_26_1png
 2016_6_26_2
自立度の変化パターン
2016_6_26_3
自立度の変化パターン
女性の方が男性より運動器障害が起こりやすい。
2016_6_26_4
生産年齢人口の推移
2016_6_26_5
世界の高齢化率の推移 日本は世界top
2016_6_26_6
身体機能の老化ー1988年(今は違う)
2016_6_26_7
介護費用の変化
2016_6_26_8
2016_6_26_9
2016_6_26_10
腸内細菌
2016_6_26_12

 

 

食事の取り方

・よく噛む ・腹八分目で長寿遺伝子 ・1日3食

・食後の30分後に身体を動かす:血流量をよくする ・食事は1汁3菜の和食 ・食べる順番:野菜→味噌汁→主菜
・目指せ30品目

認知症=物忘れではない。

認知症は食べた行為そのものを覚えていない。

図2016_6_26_13

アルツハイマー病が起こる仕組み

2016_6_26_14

アルツの予防:有酸素運動しながら脳に負荷かける

養生訓に学ぶ

2016_6_26_15

医学の変化

1700年代江戸時代中期は戦争用の外科医から平和用の「病気対策」と考えられた。 明治維新で180度変わった。 それから戦争、戦争。そして全部ドイツ医学に 持って行った。 その後1945年〜 高度成長時代は重工業が盛んでまだ外科 が必要だった。

東洋医学(漢方)→ドイツ医学→災害のための医学(外科を主体とした実施医療、 大学は研究室医学、開業医軽視、平均寿命40歳代)→1945年再びインター ン、国家試験開始→新制大学→人口急増→昭和35年に国民皆無保険→交通事 故・災害多発→外科開業が多い(虫垂炎・胃潰瘍手術) →昭和45年に大学医 学部の増設→1976年に漢方薬が健康保険に認定、→ビルクリニック内科全盛 →往診の減少→昭和60〜平成まで生活習慣病 →2015年医療保険の危機

2016_6_26_16

養生訓

・精神・肉体の衛星を保つため、生活する上で心得ておくべきことを具体的に平 易に説く。

「人の身は父母を本とし、天地を初とす」〜命は授かりもの〜 「養生の術をまなんで。よく我が身をたもつべし」〜人生第一の大事〜 「養生よくすれば長し、養生せざれば短し」〜命の長短は養生による〜 「人の身は100年を以って期す」 「長生きすれば、、楽多く益多し」〜長生きして人生を知る 「およそ人の楽しむべき事3つあり」〜善・健康・久しく

養生訓

「身をうごかし、気を巡らすをよしとす」 「心は身の主也、しづかにして安からしむべし」 「食は半飽に食ひて、十分に〜 「万の事十分にいたれば、必わざる

「凡の食
「酒は天の美禄なり」 「わかき時より色欲をつつしみ、精気を惜むべし

養生訓

「其おかす事はすこしなれども」 「凡良き事あしき事、皆なら 「病の災いより薬の災い多し」 「病なき時、かねてつつしめば病なし」 「元気は生命の元也、飲食は生命の養也」 「飲食はをよきほどにして過ごさず」 「夜ふすには必側にそばたち、わきを下にしてふすべし」

養生訓

「心は楽しむべし、苦しむべからず」 「何事もあまりよくせんとしていそげば、必あしくなる」 「消耗を滞ると皆元気をそこなふ」 「時にうごき、時にしずか 「老後の1日、千金にあたるべし」

2016_6_26_17
2016_6_26_18
2016_6_26_19
2016_6_26_20
2016_6_26_21
2016_6_26_22

45歳

保険者の負担:30520円

ほかのお知らせも見る

2016.5.29 WDSC – Endo,MTA

講師

endo1

 

・戦場をしっかりと行う為の根管形成 ・根尖部の最近を可及的に少なくするために ・根管形成は根管充填のためではない、根管洗浄のためである ・感染根管治療では根管形成は太目になる

12ヶ月後の治癒率 Sainni et al JOE 2012

洗浄効果 Falk et al..JOE2005 ・拡大サイズ#36より#60,#77の方が良好、プロファイルによる。

入れ歯洗浄剤;細菌が半分になった→1回細胞分裂すれば終了。

以前は先生は細い根管形成がよいとおもっていた。

Ni-Tiでほそーい、米国式根管治療 綺麗なレントゲンということ。 それでは治らないものもある。

endo2

穿通の必要性

穿通していないと根尖部は洗浄できない。→開かないからせめてよく洗浄すると いうのでは、、

・アピカルシート→この概念はもう終了。 レッジを作って細菌を根管に詰める だけ。 尖通していないと、レッジ、洗浄不可、排膿不可。

症例より、根尖部石灰化物はあてにならない。穿通させたら排膿してきた。

O.K マイクロエキスカ(岡口守雄先生)

endo3

一つ一つ手作業で作製している。先端は手で曲げただけ。瀬戸製作所

G.Pの除去endo4

本来クロロホルムが一番除去できるが、発がん性の問題がある。 レシプロで除去しようとしても側壁部に残存する。 今はエキスカで除去、
除去後は根尖が広がるのでMTA ・GPは1800年代から使用されている。

バイオフィルムendo5

エンドでは洗浄された物質がどこにいくかを意識する必要がある。 エンドでは詰めるよりも取ってくることが重要。 いくら洗浄しても内部から除去しないといけない。

根管充填の脆弱性

鈴木賢策先生:「ぴったし根管充填ならば一生もつ」

→gpは収縮するので一生は持たない。MTAなら、、、

デンタルでぴったし根充はオーバーでは?→「みんな卒業すると短くなるから 少しオーバーくらいに教えておいたほうがちょうどいいんだよ」 と。

大学では太く、まっすぐ、短くのシングルポイント充填がおも。

根管充填材

・収縮せず吸収されにくい根管充填材:gpは必ず収縮する。 約2年で硬くなる→gpの期限。

・根管充填には細菌の埋入効果が期待できる。くさいものにふたをする。 ・水分があってもよく硬化するシーラー:AH-plus:

MTAも水の中で硬化する。

MTA

・根尖孔が拡大されている症例、根尖孔付近の穿孔があるケース、穿孔部の閉鎖 と根管充填を同時に行ったほうが確実な症例。

・フィラテックス:根管の中で見えない部分、本当に硬化するのか?

・象牙細管中の水分と行っても、、、、

利点:水分があっても硬化、封鎖性、収縮しない、ハイドロキシパタイトが形成 される可能性、生体親和性

欠点:充填操作が難しい、再治療困難、気泡混入

CBCTの有用性

・根管ごとにピンポイントに診断できるのが一番重要。

endo6

3Dプリンター

顕微鏡

・顕微鏡は同軸照明、ルーペは落射照明。 ・明るさ:価格 ハロゲン<LED<キセノン ・対物レンズ;3.4 , 5.1, 8.5, 13.6 , 21.3 ・先生はFinal cut proX.Adobeを使用

MTAendo7

欠点:硬化が遅い、歯を変色、高価

・水分を除去し、コンデンスにより多孔性を防ぎ、上に水綿球をおく。そしてあ る程度の厚みが必要。

MTA

endo78

MTA

endo9

改造K-File

洗浄

・洗浄により削片を除去することにより術後疼痛は減少する。 ・根尖部をきれいにできるのは洗浄、マイクロエイクスカ ・Buchananは感染根管で20分、抜髄で40分、→ buchananは嘘つき ・先生はTERUMO27~31Gを使用して洗浄

ほかのお知らせも見る

2016.1.10 WDSCわたしが考える「矯正治療の要点」 〜治療をむつかしくしないために〜

わたしが考える「矯正治療の要点」 〜治療をむつかしくしないために〜

福井 隆彦 福井矯正歯科クリニック 大阪府堺市

矯正治療をむつかしくしないために!

対症療法で矯正治療を行うと治療がむつかしくなり、良い治療結果が得られず治 療期間も長くなる。

矯正治療に必要な知識。

「考える」シリーズ

・診断を考える
・Levelingを考える
・Force balance を考える ・上顎前歯のretraction を考える ・上顎前突症(II級)の治療を考える

考える習慣が必要 矯正治療への自信は高レベルの治療成績を生む 自信は知識と技術の習得から。 まず塾考すること。→それを表現する。

矯正治療の成果

術前 機能面や審美面二問題のある不正咬合 それなりに機能

1980年頃straight wire法の導入に伴い材料の開発、装置の装着が容易になっっ た。 1つの治療法、装置の使用法をしっただけでは対処できない症例は沢山存 在する。患者の状態箱子に異なることから、治療法をマニュアル化することはで きない。

一般的には治療法から学び始める傾向にあるが、治療の各段階での処置が適切で あるかの判断は基礎的な知識量と正確さ二より左右される。

k

なぜこのような不正咬合が発現したのか? →何をすべきか?が見えてくる

正常とは? :正常咬合の概念が必要。これがないと目標が立てられない。
良い治療と悪い治療は?:優れた治験例を数多く見ることで治療の良し悪しが判
断できる目を養う。

Stoner’s 4D

1.Degree of force 2.
3.
4.

Differential force :差動矯正力

常にこれを考える。 そして先生は常にBand使用。 Bracket position:常に10 0%理想的位置に付けれるとは限らない。 ストレートワイヤーやっててもベン ディングは必要。 なぜならブラケットポジションは異なるから。

結紮:これは意外とすごく重要。これで治療の結果が異なる。 スタッフやアル バイトにやらせてたりする→理想的な動きは不可能。

Soldering:蝋着:クリンパブルフックも良いが蝋着には劣る。

臨床に必要な知識

診断がしっかりできるのか? それを行う前に非抜歯だ。レジンブラケットだと
いうのは有りえない。 治療のための装置なのでそこを選択として持っておく。

不正咬合の状態把握

セファロ分析所見:いろいろな分析方法がある。 模型分析、レントゲン、その
他資料。 精度の高い資料をつく

MBSによる治療では ブラケット

http://www.slideshare.net/indiandentalacademy/space-closure-by- frictionless-mechanics-2

Gable bend

gable

ほかのお知らせも見る

2016.1.10 WDSC 矯正 ーわたしが考える「矯正治療の要点」

わたしが考える「矯正治療の要点」

〜治療をむつかしくしないために〜

 

矯正治療は知識と技術と経験によって支えられている。いくら豊富な知識を持ちわせていても、それを表現する技術力が劣っていては満足のいく地検量は得られない。

矯正治療にパーフェクトは存在しない。

したがって学問上の限界はない。

矯正治療を行う限り、自らの治療の質の工場二一生探究心が求めれるみ直的な学問

 

1980頃

 

◾️edgewise法による矯正線の物理的性質

1。太さ 2長さ 3。レジリエント

 

◾️edgewise法でみる歯の移動

1。移動様式1:archi wireがRailとなってbracketがスライドし歯が動く場合

2。移動様式2:brackettとwireが一体となりarch wireが動くことで歯が動く場合

3。移動様式3:補助力によりワイヤーがブラケットスロットをスライドすることでarch wireに固定された部分の歯が動く場合

 

◾️診断シリーズ

 

1。上顎前歯部に問題のある引き継ぎ症例

他院での初診時年齢:7際 主訴は正中離開。上顎側切歯先天欠損、それを永久歯列になるまで観察。 治療開始年齢は10才5花月。 左上、下顎左右の第一小臼歯抜歯。 その半年後に転院。

先生は歯の移動を多くする場合は022ブラケットを使用する。

 

この症例はどうしたかと言うと。すべてのブラケットを除去し、半年間放置。そして本来の各歯の位置を見極めることにした。 バウラケット撤去後前歯部での外傷性咬合の軽減のため結節を削合した。

→自然に臼歯は噛み、前歯正中はあってきた。

 

→再検査。 装置撤去後2年。だいぶ変化した。 セファロより骨格的改善は必要ない。

すでに抜歯されているので正中を一致させるのと臼歯咬合。

手順:上顎中切歯歯根は短いので極力あとからブラケットを付ける。 022*028 ブラケット

 

1。下顎016Ni-Ti:慣れさせる為の意味。

2。2ヶ月後 018オーストラリアンワイヤー

3。4、5ヶ月後 下顎7、7バンド装着。 下顎犬歯にgable bendを入れる

4。5.5か月後 上顎前歯部にはガードチューブを入れる。

5。6、5ヶ月後 上顎016へ。上顎7にモジュール(患者様への配慮)

5。13.5ヶ月後: 下顎6近心にフック蝋着。

 

◾️診断:あらゆる医療は診断野本に治療が始まる。的確な診断により最適な治療が行える。

→治療方法抜歯、非抜歯だとではない。

 

1。不正咬合の状態把握

2。治療目標設定:これが一番重要。 何をすべきか? 何ができるのか?

3。治療手順:抜歯の必要性・部位・使用装置の決定

4。動的治療期間の予測

 

◾️模型観察

1。上下顎の前後的な位置関係(大臼歯・犬歯の 咬合関係、over jet,,,etc)

2。上下顎の左右の位置関係 (midling ・側方歯軍の咬合関係、上下臼歯の頬舌的傾斜

4。上下歯列弓の形態・大きさ

5。curve of Spee

6。上下顎前歯の歯軸傾斜:咬合面観で舌面の見える量

7。上下顎歯列のdiscrepancy:

8。ここの歯の形態、位置異常・大きさ

9。下顎の前方・側方運動の予測

10。舌突出癖の有無 : 使い方を教える。ゆく〜りと教育

 

模型上で予測不可能な事項は 頭蓋からの上下的位置関係、上下顎の形態・埋伏歯の有無、歯根の状態など

→先生は模型上の観察後、セファロの計測値から各データの関連性を考える。

 

◾️セファロ分析についての考え方

・一般的に不正咬合の診断二セファロデータが14される。

・基準値は:1。限られた数の正常咬合者の平均値、ある個人の正常咬合者のデータ

 

・基準値をどうつかうか:その利用法は各術者の考え方で決めること。

・データは診断より治療前後の比較の方が得られる情報量は多い。

・あくまで平均値はあるが、各データの関連性が、、、。

 

◾️Steiner 分析による理想値:治療目標。 あくまでの。。 実際に数値に左右されない

 

◾️F.O.R.G式set-upmodel

1。術前の上下模型を印象する

2。歯頚部が隠れるまで普通石膏を流し、高架前二張りを取る。

3。ユーティリティーワックスを歯列の形状に曲げる  長さ5っm程度短く

4。パラフィンとユーティリティーワックスまで座ものを2mm程度の厚さに流す。

ワックス効果前に上記ユーティリティーを歯列の中央に置く

5。普通石膏を流し、模型の基底部を作る

6。高架後トレーのみを外し、その後印象材を除去する

7。石膏面とワックスが分離したら正しい位置に戻し仮止めする。

 

◾️Leveling

・歯列の長径を拡大させる傾向にある

・前歯の神速傾斜や圧下は振りになることが多い。

 

◾️先生の場合

・前歯レベリング時臼歯は動かさないように6近心にストップループや

・犬歯ダブルのブラケットを使うと犬歯遠心移動させるとこに前歯がフレアーになりやすいので先生はシングル。そしてシングルで前歯挺出してきそうならgable bendを入れる

 

◾️lleveling と前歯部bite opening:

・上顎では犬歯の低位と近心傾斜、近心傾斜の第一大臼歯にlingual arch.palatal archの使用。

・下顎ではすぴーの平坦化。

 

◾️下顎前歯の位置の重要性

・下顎前歯は整直していなければならない。

・下顎前歯の軸傾斜と上下的な位置は治療結果に大きく影響を与える

・治療目標を定める時、必ず下顎前歯について検討すべきである

・治療手順の中で下顎前歯の位置に影響を与えるステップは注意深く行う必要がある。

ほかのお知らせも見る