閉塞性睡眠時無呼吸症と
治療のためのオーラルアプライアンス
講師:鈴木浩二
日本大学口腔科学講座顎口腔機能治療学分野付属病院
いびき外来 外来
睡眠障害 ICSD-3,2014 107種類
歯科ができる事
・睡眠時呼吸障害:閉塞性睡眠時無呼吸症候群
・睡眠時運動障害:睡眠時ブラキシズム,覚醒時ブラキシズム
ブラキシズム:SB,AB(Awake bruxism)
・骨隆起→舌房狭くなる→睡眠障害?
ブラキシズム
・運動時ブラキシズム(歯の接触):計測すると実際には歯は接触していない。
→偏心位の位置を考える。 そして薄く。
睡眠時ブラキシズムの治療で注意
スプリント療法は睡眠時ブラキシズムには良いがSAS患者に対して行うと問題が怒る
外人曰く,,,,
日本人は公共の場でよく居眠りをしている
日本人は昼間そんなに眠いのか
通勤電車内ではほとんど寝ている
2つのメカニズム
12~13時間代謝が高い。赤ちゃん→脳の温度を下げるために手足が熱くなる。
加齢と共に減少する→サプリメントなどの補充療法
概日リズム睡眠障害
Sleep Apnea(睡眠時無呼吸症)
セファロ(Ricketts)
いびき外来では
1)診断後のAHI 40 以下→O.A 40以上,O.Aと共にCPAP
扁桃肥大,軟口蓋低位
いびき音 O.Aの位置決め
先生はアデノイドに関しては睡眠領域より考えると「切除」が望ましいと考えている
外部変化によるものでは
鼻吸気の「速さ」は変わらない
対症療法
1。点鼻薬:市販のものはだめ
2。アルコール摂取の禁止。鎮静効果しかない
3。睡眠時体位指導:仰向けで眠る,枕抱く,リュック,,,
OSAの治療法
1.下顎前方位保持タイプ(MAD)
2.舌前方位保持タイプ(TAD):オーストラリアで開発されたが起床時に舌尖が紫色になったりする
下顎位の決定方法
1)下顎運動状態確認(最大前方移動)
2)いびき音テスト
3)移動量の測定(ジョージゲージ)
4)最大前方運動時移動量の7割が目安
5)瞬間接着剤,即重で固定
副作用 ガイドラインより
CPAPとのコスト比較
検査結果で見て欲しいところ
→鼻より→SpO2(90%以下はやばい)
TEIJINの検査を自費でパックにするのも一つの方法
先生方の研究
https://researchmap.jp/read0101782/
LFDが舌小帯を後下方におす→周囲筋が後方に→
これだとバーナーで炙ると接着できるようになる
鼻栓:鼻中隔下制筋を刺激する
その他
・開口させないことが大事→時に若年者の場合ハードの一体型だと顎関節症状を呈す可能性もある→ソフトで咬頭嵌合位にすることも一つの方法。
・また補綴や動揺があるような場合も動揺。開口防止装置。閉口鼻呼吸
・起床時の口腔乾燥は有効な情報である。