わたしが考える「矯正治療の要点」 〜治療をむつかしくしないために〜
福井 隆彦 福井矯正歯科クリニック 大阪府堺市
矯正治療をむつかしくしないために!
対症療法で矯正治療を行うと治療がむつかしくなり、良い治療結果が得られず治 療期間も長くなる。
矯正治療に必要な知識。
「考える」シリーズ
・診断を考える
・Levelingを考える
・Force balance を考える ・上顎前歯のretraction を考える ・上顎前突症(II級)の治療を考える
考える習慣が必要 矯正治療への自信は高レベルの治療成績を生む 自信は知識と技術の習得から。 まず塾考すること。→それを表現する。
矯正治療の成果
術前 機能面や審美面二問題のある不正咬合 それなりに機能
1980年頃straight wire法の導入に伴い材料の開発、装置の装着が容易になっっ た。 1つの治療法、装置の使用法をしっただけでは対処できない症例は沢山存 在する。患者の状態箱子に異なることから、治療法をマニュアル化することはで きない。
一般的には治療法から学び始める傾向にあるが、治療の各段階での処置が適切で あるかの判断は基礎的な知識量と正確さ二より左右される。
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なぜこのような不正咬合が発現したのか? →何をすべきか?が見えてくる
正常とは? :正常咬合の概念が必要。これがないと目標が立てられない。
良い治療と悪い治療は?:優れた治験例を数多く見ることで治療の良し悪しが判 断できる目を養う。
Stoner’s 4D
1.Degree of force 2.
3.
4.
Differential force :差動矯正力
常にこれを考える。 そして先生は常にBand使用。 Bracket position:常に10 0%理想的位置に付けれるとは限らない。 ストレートワイヤーやっててもベン ディングは必要。 なぜならブラケットポジションは異なるから。
結紮:これは意外とすごく重要。これで治療の結果が異なる。 スタッフやアル バイトにやらせてたりする→理想的な動きは不可能。
Soldering:蝋着:クリンパブルフックも良いが蝋着には劣る。
臨床に必要な知識
診断がしっかりできるのか? それを行う前に非抜歯だ。レジンブラケットだと いうのは有りえない。 治療のための装置なのでそこを選択として持っておく。
不正咬合の状態把握
セファロ分析所見:いろいろな分析方法がある。 模型分析、レントゲン、その 他資料。 精度の高い資料をつく
MBSによる治療では ブラケット
http://www.slideshare.net/indiandentalacademy/space-closure-by- frictionless-mechanics-2
Gable bend