2012.1.8 WDSC 「インプラントアンカーを用いた矯正治療」 @新潟県

2012.1.8 WDSC 「インプラントアンカーを用いた矯正治療」 @新潟県 
 日本歯科大学新潟 矯正歯科・口腔外科合同主催 

■インプラントアンカーの植立部位とサイズ
 基本サイズ:直径1.6mm×8mm

・上下顎臼歯部頬側歯槽部: 1.6mm × 8mm
・上顎臼歯部口蓋側歯槽部: 1.6mm × 8or 10mm
・上下前歯部唇側歯槽部:1.4~1.6mm × 6 or 7 or 8mm
・口蓋正中部 :1.8mm × 8 or 9mm
・下顎頬側棚部:1.6mm × 10 or 12mm

【矯正力を負荷する時期】
 1.ミニスクリューを植立2~3ヶ月後から、矯正力を加える。
  1)矯正力を負荷する時期に関する明確な根拠はない
  2)ミニスクリューの動揺・脱落は植立後2ヶ月以内に起こる事が多い
 2.必要があれば、ミニスクリューに即時過重が可能である

【部位】
 ・付着歯肉部。 そりゃそうだ。

チハラの勉強記録

 上記画像は8埋伏の際に舌側板を折って、血腫が溜まっているMRI

【Maxllary archwire construction】
 First order bends
  1.Incisal curvature
2.Canine curvature
3.1st molar offset and toe-in bends
4.2nd molar offset and toe-in bends

Third order bends(Active torque/Progressive torque)
1.Incisor segment: plus torque
2.Canine segment: minus torque
3.Molar segment: minus torque

Second order bends
(1.Power hook)
2.1st and 2nd molar tip back bends:5°

【UA: utility arch construction】
 1st; 1.incisal curvature(Incisor section) 2.Toe-in bend
2nd: 1.Anterior vertical step/Posterior vertical step
2.Lateral bridge
3.Tip back bend(5°)
   (4.Power hook / Crimpable hook)

3rd order bends(Active torque)
1.Incisor section:plus torque
2.Molar section :minus torque
 2~3間にpowerhook付与するので、そのうしろ約1.5mmにAnterior verticalstep→5のブラケット遠心部にキムでVertical stepを付与する。→Flareoutさせる→ 6、6がほぼ平行になるようにする。臼歯部はPassive torque

【ユーティリティーアーチ】
 ・16-22 

【症例より】
 ・3埋伏を出す際に、2にブラケットを付けると、根が触れてしまい、根吸収の原因になりかねないので、3萌出後にブラケットを付与する。

 ・下顎が変位しているケースで、歯列を回転させる場合は最低でも16-22などの太いワイヤーを使用する

 ・7埋伏の場合、起こすと前歯部開咬になりやすい、その場合に整直させてその後圧下させるのもあり。
$チハラの勉強記録

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2012.1.9 WDSC 外科 オルソアンカーを用いた矯正
「アブソアンカー埋入に必要な基本的知識と外科的基本手技」
 日本歯科大学病院 口腔外科 山口晃教授

【術式】
  浸麻→骨膜まで切開、?離→ガイドホール形成、アンカー埋入、アンカー植立、縫合

【大口蓋孔】
 ・8、8の歯冠中央を結ぶ線、7、8の隣接面を結ぶ線、歯槽突起と骨口蓋移項部、正中から15mm 

チハラの勉強記録

【専門医対診の要点】
1.病歴聴取:既往歴、医療機関、主治医
2.病名、病状、治療法、治療薬の確認、手術の許可を得るものではない。
3.手術に関する情報の供与:麻酔薬、手術侵襲について詳細を記載

【鎮痛薬の分類、特徴】
1.酸性消炎鎮痛薬:PGの産生抑制
  正常のPG(胃腸管や腎の保護作用)も抑制→消化管潰瘍、腎機能抑制による浮腫
  インダシン、ボルタレン、ロキソニン、ポンタール

2.塩基性消炎沈痛薬:PG抑制がない
   副作用は少ないが、鎮痛作用、消炎作用が弱い
   ソランタール、ノンフラミン、メブロン、ペントイル、パラミジン

3.解熱鎮痛薬
    アセトアミノフェン:カロナール:中枢性解熱・鎮痛作用さり、消炎なし
    1回600mg頓服すれば満足な鎮痛効果もほぼ満足

【アスピリン喘息】
 ・テオフィリン(喘息治療薬):アセトアミノフェン、マクロライド系を第一選択

【マットレス縫合】
 ・垂直マットレスの返しは浅めにする→創縁が重ならない。

【おもいつき】
・5、6、7Brで6の付着歯肉がない場合
 →5遠心移動させて、その後4にインプラント
  でもそれだと5は6として機能できないと考える
  →じゃあ、一度移動させた後、さらに元に戻すのは?
    →元の状態に戻る。 だめだこりゃ。

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